呪われた旅館


慧「……大ちゃん」
大輝「慧?早く開けてよ!」
慧「誰も戸なんて押さえてないよ」
大輝「え......」

この場にいる人は誰一人として、戸に触れていない。

大輝「ちょ、誰か開けてくれない?」
照「待ってて」

照くんが戸を力いっぱい引くけど、びくともしない。

照「ダメだ、開かない」
翔太「俺もやってみる。大ちゃんも中から引いて、いい?」
大輝「わかった」

今度は翔太と大ちゃんで一斉に力を込める。

翔太「全っ然動かない」
大輝「俺閉じ込められたってこと?」
零「そうみたい......だね」
大輝「え、これどうすれば出られるの?」