すぐにスマホを取り出して、亮平に電話をかける。
少しの沈黙のあと、耳元に届くコール音。
1回、2回、3回、4回、5回......。
お願い亮平、出て......!
だけど、いくら待っても亮平が電話に出ることはなかった。
コールの音が聞こえるたびに視界が滲んでいく。
照「……1回、部屋に戻ろう」
照くんの言葉になんとか頷いて電話を切る。
そのまま部屋に戻ろうとみんなが動き出したタイミングで、さらなる悲劇は起きた。
突然、ドン!と大きな音を立てて、私の背後で戸が閉まった。
大輝「ちょ、おい!!」
すみれ「大ちゃん!?」
戸の向こうからドンドンという物音と大ちゃんの声がする。
大輝「誰だよ戸押さえてるやつ!シャレになんねーから!」
その言葉を聞いて全員が固まった。


