呪われた旅館


零が何度かノックしてみてもそれは同じで、見かねた大ちゃんが戸に手をかける。
鍵は......開いていた。

大輝「開けるよ」

みんなが頷いたのを確認して、大ちゃんが勢いよく戸を開ける。
真っ暗な部屋の電気をつけた瞬間、血の気が引いた。

大輝「誰もいない......」

ベランダまで確認しに行った大ちゃんが首を横に振る。

零「亮平......」
愁「どっか行った、とか」
翔太「この状況で?」

亮平は一体どこに行っちゃったんだろう。せめて身の安全でも確認できれば......。

すみれ「……そうだ電話!」