あんな衝撃的な体験、夢なわけがない。
一体何が起きているんだろう、と思ってスマホを手に取ると、マネージャーからの着信が10件も入っている。
とりあえずかけ直そうと発信ボタンに指を伸ばしたところで気がついた。
画面に映し出されている日付は、半年前のものだった。
スケジュール帳を確認すると、表示されている日付の所には “雑誌取材” の文字。
もしかして......。
浮かんだ考えを確認するために、マネージャーに電話をかける。
マネ「もしもし、大丈夫?繋がらなくて心配したよ」
すみれ「あの、今日って何月何日ですか?」
マネ「急にどうしたの、今日は__」
やっぱり。
時間は半年前に戻っていた。
今私がいるのは半年前、亮平が未来から来たと聞かされた日。
目が覚める前、最後に聞いた亮平の言葉を思い出す。


