宏太の大事な頬に傷がついてしまったけど、重症には至ってない。 本当は、私も無事でいたかったけど。 でも、みんなを救えたなら、それで十分だ。 そう思ったのに。 亮平「なんで、また同じなんだよ......」 薄れゆく意識の中で聞こえた亮平の声が、頭の中に響いた__。 __。 目が覚めると、そこは自宅のベッドの上だった。 すみれ「あれ、私......」 慌ててお腹に手を当てるけど、何も違和感がない。 服を捲ってみても、傷ひとつ残っていなかった。 すみれ「どういうこと?」