宏太「くっ......!」 宏太だった。 慧「岩本!」 宏太の頬に傷ができる。 その姿が、だんだんとぼやけてくる。 もう声を出すのも苦しくて、心の中で宏太に「ごめん」と呟いた。 取り押さえようとしたスタッフさんたちにもナイフを振り回して抵抗する少女を、誰も止めることができないでいる。 その場にいる全員の動きが止まったのを確認して振り返った少女が、私を見てにっこりと笑った。 少女「あなたを殺せば、永遠に私のもの」 そういうことだったんだ。 未来は、変わっていた。