海斗なんか、せっかくの1人ロケがあるのに「ついて行こうか?」って言ってくれたり。
本当のことを言えば、少しだけ怖い。
だけど、みんなのことを考えると自然と大丈夫だって思えた。
喫茶店に入ると、窓際の席に見覚えのある女の子が座っていた。
白いワンピースに黒髪が映えていて、近くで見ると意外と幼い顔立ちをしている。
なんとなく、少女、という表現がぴったりだと思った。
すみれ「こんにちは」
少女「あ......こんにちは」
笑顔でお辞儀をする少女は、やっぱり普通の女の子で、とても事件なんか起こしそうには見えない。
そう思ったのは、最初だけだった。
すみれ「すぐに来られなくてすみません」
少女「いえ。来てくれるまでずっと待っているつもりでしたから」
すみれ「え?」


