Time Traveler


俺の考えを先読みしてすみれが答えた。

すみれ「私が行くのは、あの子の所じゃないよ」
翔太「じゃあ、どこに」
すみれ「うーん......トイレ、かな」

そんな言い方、絶対嘘に決まってるのに。
でも、今のすみれはそれ以上に俺に入り込ませないような空気を纏っていた。

翔太「……わかった。早く戻ってこいよ?」
すみれ「うん」

駆け出していく背中を見送る。
あの子の所には行かないと言ったすみれを、俺は信じることにした。





大川 Side

目的を終えてスタンバイのために戻ると、みんなが深刻そうな顔で話していた。
話題はもちろん、あの子のこと。

愁「見つけたはいいけど、どうすんの?」