「……それはひどい話ですね」
「はい……」
聞き出した彼の話を要約するとこうだ。
大学生の彼には高校の時から付き合っていた彼女がいた。
しかし最近になって冷たく接してくるようになって、不思議に思って調べたら彼女には自分の他に3人も男がいた。
さらに調べると今まで自分のプレゼントしたもの全部売られていて、挙句の果てに「もっとお金持ちの人がいい」と振られたらしい。
そんなThe・悪女みたいな人ほんとにいるんだ。
てかこんなイケメンを振る?なんてもったいないことを!
「まあ、騙された俺が悪いんだけど」
「……」
「……すみません。見ず知らずの人にこんなこと。
ありがとうございました聞いてくださって」
「……分かる」
「え?」
私はきょとんとする彼の手を両手で強く握った。
「その気持ち分かりますよお兄さん!
わたしも散々な振られ方したので痛いほどわかる。
つらかったですね……そりゃ、やけ酒したくなりますよ」
「え、えっと……ありがとうございます」
早口にまくし立てると、彼は動揺した顔を見せた後に笑った。
「はい……」
聞き出した彼の話を要約するとこうだ。
大学生の彼には高校の時から付き合っていた彼女がいた。
しかし最近になって冷たく接してくるようになって、不思議に思って調べたら彼女には自分の他に3人も男がいた。
さらに調べると今まで自分のプレゼントしたもの全部売られていて、挙句の果てに「もっとお金持ちの人がいい」と振られたらしい。
そんなThe・悪女みたいな人ほんとにいるんだ。
てかこんなイケメンを振る?なんてもったいないことを!
「まあ、騙された俺が悪いんだけど」
「……」
「……すみません。見ず知らずの人にこんなこと。
ありがとうございました聞いてくださって」
「……分かる」
「え?」
私はきょとんとする彼の手を両手で強く握った。
「その気持ち分かりますよお兄さん!
わたしも散々な振られ方したので痛いほどわかる。
つらかったですね……そりゃ、やけ酒したくなりますよ」
「え、えっと……ありがとうございます」
早口にまくし立てると、彼は動揺した顔を見せた後に笑った。



