君がかわいいと言うから

「よし、春夏秋冬揃った記念に写真撮ろう」



受付を済ませていざ遊園地へ。

すると、秋華が入場してすぐの所にある撮影スポットを指さした。



「春夏秋冬?」

「私たちの名前に春夏秋冬が入ってるんです」

「ああ、そういえば確かに」



首をかしげる春臣くんに説明すると目を丸くして納得した。

春臣くん、こんなにコロコロ表情変わる人だったっけ。

ああそっか、春臣くんも遊園地楽しみだったからテンション上がってるんだ。

春臣くんは私のことかわいいって言うけど、春臣くんもかわいいとこある。


撮影が終わって、どこに行こうかとマップを開く。

すると春臣くんに突然腰を引き寄せられた。

えっ、何!?



「風夏ちゃん、こっちおいで」

「わっ、ありがとうございます」



すると、すぐ近くを小さな子どもが猛ダッシュで駆け抜けていく。

ぶつかりそうだったから移動させてくれたんだ。

いいな、スマートにそういうことができるのカッコイイ。



「……くう、かっけえ。俺も見習う」

「冬斗には似合わないからやめて」

「えー!」

「ほら冬斗、危ないよ」

「やだ、秋華ちゃんの方がイケメン……」



かと思えば秋華の方がイケメンだった。

看板にぶつかりそうだった冬斗くん

秋華にぐいっと手を引かれて胸きゅんしてた。