「よし、あっち行ってみよう」
でも探検してるみたいで楽しい。
20分かけてゆっくり大学を1周して元の場所に戻ってきた。
「……あれ」
するとすれ違った男の人が結構な音量で独り言を呟いた。
気になって振り返ると、その人と目が合った。
「もしかして、清水風夏?」
え、なんで私のフルネーム知ってるの?
近づいてきたのは背が高くてガタイがいい黒髪の人。
ハーフかな、と思うくらい濃い顔立ちにストリートファッション。
整った顔の男前だけどちょっと怖いかも。
そんなことより、この人誰だ?
「……あの、なんでしょう」
「お前、ハルの何?」
ハルって、春臣くんのことかな。
それより初対面でいきなりタメ口って。
この高圧的な態度、元カレを思い出して気分が悪い。
でも探検してるみたいで楽しい。
20分かけてゆっくり大学を1周して元の場所に戻ってきた。
「……あれ」
するとすれ違った男の人が結構な音量で独り言を呟いた。
気になって振り返ると、その人と目が合った。
「もしかして、清水風夏?」
え、なんで私のフルネーム知ってるの?
近づいてきたのは背が高くてガタイがいい黒髪の人。
ハーフかな、と思うくらい濃い顔立ちにストリートファッション。
整った顔の男前だけどちょっと怖いかも。
そんなことより、この人誰だ?
「……あの、なんでしょう」
「お前、ハルの何?」
ハルって、春臣くんのことかな。
それより初対面でいきなりタメ口って。
この高圧的な態度、元カレを思い出して気分が悪い。



