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月曜日の放課後、彼氏に会いに行った秋華を待っている間スマホを眺めていた。
見てるのは春臣くんのインスタ。
春臣くんは一般人なのにフォロワー3000人を超えてる。
本人曰く『モデルの仕事始めてから増えたかな』って言ってた。
ほんとにそれだけかな。あの独特な雰囲気といい……謎が多い。
「……あれ、いない」
すぐ近くから聞こえた男子の声。
声のする方を見ると教室の前でキョロキョロしてる冬斗くんに会った。
「冬斗くん、もしかして秋華探してる?」
「あ、清水。そうそう、秋華どこ行った?」
凛々しいパッチリ二重の大きな目。秋華の彼氏の冬斗くんだ。
仕草や表情が犬っぽくてかわいいと人気の冬斗くんはクールビューティな秋華にぞっこん。
秋華が呼ばれたから会いに行ってくるって言ってたのになぜここに?
「あっちの校舎に冬斗くん探しに行ったけど」
「マジか、入れ違い?」
伝達ミスでこっちに来ちゃったのかな。
「電話かけようか?」とスマホを掲げると冬斗くんはお風呂上がりの犬みたいにブンブン首を降った。
「電話しなくていい。ちょうどいいや、相談がある」
月曜日の放課後、彼氏に会いに行った秋華を待っている間スマホを眺めていた。
見てるのは春臣くんのインスタ。
春臣くんは一般人なのにフォロワー3000人を超えてる。
本人曰く『モデルの仕事始めてから増えたかな』って言ってた。
ほんとにそれだけかな。あの独特な雰囲気といい……謎が多い。
「……あれ、いない」
すぐ近くから聞こえた男子の声。
声のする方を見ると教室の前でキョロキョロしてる冬斗くんに会った。
「冬斗くん、もしかして秋華探してる?」
「あ、清水。そうそう、秋華どこ行った?」
凛々しいパッチリ二重の大きな目。秋華の彼氏の冬斗くんだ。
仕草や表情が犬っぽくてかわいいと人気の冬斗くんはクールビューティな秋華にぞっこん。
秋華が呼ばれたから会いに行ってくるって言ってたのになぜここに?
「あっちの校舎に冬斗くん探しに行ったけど」
「マジか、入れ違い?」
伝達ミスでこっちに来ちゃったのかな。
「電話かけようか?」とスマホを掲げると冬斗くんはお風呂上がりの犬みたいにブンブン首を降った。
「電話しなくていい。ちょうどいいや、相談がある」



