4月、高校3年生になってから初めて春臣くんに会う日。
春臣くんにもらったネックレスをつけて待ち合わせ場所の公園で待機していた。
はらはら桜が散って、春だなと穏やかな気持ちになる。
今日は遠方にドライブに行くついでにいちご狩りをする予定。
「風夏ちゃん、お待たせ」
背後からの声に笑顔で振り返ると、同じく笑顔の春臣くんがこっちに歩いてきていた。
相変わらず脚長っ。
周りにいた女の子たちが食い入るように春臣くんを見つめている。
分かるよその気持ち、私も初めて春臣くんと出会った時は目が離せなかった。
「進級おめでとう」
出会った時を思い出して目をつぶると、いつの間にか春臣くんが目の前に来ていた。
そっか、脚が長いから歩くスピードも速いんだ。
「ありがとうございます!無事3年生になれました。
……あれ、それなんですか?」
春臣くん、両手に何か持ってると思ったら飲み物だ。
すると片方に持っていたものを私に差し出す。
「はい、あげる。これ新作だって」
「わあ、さっそくイチゴだ!ありがとうございます」
おいしそうなものに目がない私は、ピンク色のドリンクを受け取って満面の笑みを見せる。
春臣くんは「喜んでくれてよかった」と目尻を下げて笑う。
その笑顔好きだから、さっそく見られて嬉しい。
春臣くんにもらったネックレスをつけて待ち合わせ場所の公園で待機していた。
はらはら桜が散って、春だなと穏やかな気持ちになる。
今日は遠方にドライブに行くついでにいちご狩りをする予定。
「風夏ちゃん、お待たせ」
背後からの声に笑顔で振り返ると、同じく笑顔の春臣くんがこっちに歩いてきていた。
相変わらず脚長っ。
周りにいた女の子たちが食い入るように春臣くんを見つめている。
分かるよその気持ち、私も初めて春臣くんと出会った時は目が離せなかった。
「進級おめでとう」
出会った時を思い出して目をつぶると、いつの間にか春臣くんが目の前に来ていた。
そっか、脚が長いから歩くスピードも速いんだ。
「ありがとうございます!無事3年生になれました。
……あれ、それなんですか?」
春臣くん、両手に何か持ってると思ったら飲み物だ。
すると片方に持っていたものを私に差し出す。
「はい、あげる。これ新作だって」
「わあ、さっそくイチゴだ!ありがとうございます」
おいしそうなものに目がない私は、ピンク色のドリンクを受け取って満面の笑みを見せる。
春臣くんは「喜んでくれてよかった」と目尻を下げて笑う。
その笑顔好きだから、さっそく見られて嬉しい。