『うーん、あれかな。風夏ちゃんのご両親が父親の事務所に来た時、家族でもないのに風夏のためにありがとうございますって言われて。
で、将来的に家族になるので問題ないですよって言った』
「ぜったいそれですよ!両親なんて言ってました?」
『お父さんはビックリして、お母さんは喜んでた』
「ふふっ……」
その様子、聞いただけで想像できる。
電話口からは『俺はいたって真面目なんだけど』と納得のいかない春臣くんの声が聞こえる。
お父さんは電話の内容が気になってソワソワしてておもしろい。
『風夏ちゃん、俺は本気だから』
「……分かってますよ、でも宣言したからにはちゃんと実現してくださいね」
『うん、期待してて』
星がきらめく寒空の下、寒いはずなのに心はあたたかい。
いろんな人に愛されていると実感して、なぜか鼻の奥がツンとした。
で、将来的に家族になるので問題ないですよって言った』
「ぜったいそれですよ!両親なんて言ってました?」
『お父さんはビックリして、お母さんは喜んでた』
「ふふっ……」
その様子、聞いただけで想像できる。
電話口からは『俺はいたって真面目なんだけど』と納得のいかない春臣くんの声が聞こえる。
お父さんは電話の内容が気になってソワソワしてておもしろい。
『風夏ちゃん、俺は本気だから』
「……分かってますよ、でも宣言したからにはちゃんと実現してくださいね」
『うん、期待してて』
星がきらめく寒空の下、寒いはずなのに心はあたたかい。
いろんな人に愛されていると実感して、なぜか鼻の奥がツンとした。



