君がかわいいと言うから

「友達がDMで春臣くんにも送ったって」

「え?別にいいのに」

「よくないよ、私だってもっと先にこれ知ってたら春臣さんに報告してる」



春臣くんに迷惑かけるわけにはいかないと思ったけど、秋華は顔をしかめる。



「マジで訴えるレベルだよ。これ嘘ばっかりじゃん。誰が書いてんの?」

「それは分かんないけど……」

「はあ、とりあえず報告してくれてありがと。
後はこっちでなんとかするから大丈夫だよ」



秋華がそう言うと報告に来てくれた2人は自分たちの教室に戻って行った。



「さて、風夏は気にしてないけど、春臣くんどうするかね」

「ん?」

「両親弁護士でしょ?」

「あー、そうだった」



確かに、春臣くんの両親は弁護士だった。

悪口書き込んだ人、かわいそう。

一番敵にしちゃいけない人を敵に回してるじゃん。

でも、春臣くん両親とあんまり仲良くないんだっけ。

そんなことをいろいろ考えていたら、その日はあっという間に学校が終わってしまった。