そう、何となく嫌な予感がするとは思ってた。



「ねえ、清水さん」



昼休み、秋華とご飯を食べてたら隣のクラスの子に声かけられた。

この人たち、私と春臣くんが付き合ってるの聞いて文句言ってきた人達だ。

なんの用だろ。

私と秋華が構えていると、スマホの画面を見せられた。



「これ、何？」

「その……見せた方がいいと思って」

「うん、見てて耐えられないっていうか」



“春臣くんの彼女は整形のクセにブス”。

画面に映っていたのは、そんな文字。



「は？何これ」



秋華はそれを見て怪訝な顔でその子たちの手からスマホを奪い取って見る。



「春臣くんの掲示板みたいなんだけど、最近清水さんの悪口ばかり書かれてて……」

「待って、春臣くんの掲示板とは？」



話を聞くと、ネットの掲示板で春臣くんのファンが集まって語り合っていたらしい。

それが今、私の悪口掲示板になっているらしい。