「彼氏?うん、いる……」
「いますけどー?風夏には超イケメンの年上彼氏がいますけどー?」
いるよって言おうとしたら秋華が大きな声で割り込んできた。
どうしたの秋華!普段のクールさはどこ行ったの!?
秋華の剣幕に驚いて、クラスメイトは「ああ、そう……」と呟いて立ち上がってどこかに行った。
「なんで喧嘩腰だったの、秋華」
「はあ?風夏こそ大丈夫?あいつ絶対風夏のこと狙ってたじゃん」
その人がいなくなった後に秋華に問いかける。
すると、聞きなれない言葉に耳を疑った。
狙ってる?いったい何を?
「……え、私を狙うってこと?なんで?」
「かわいくなったからに決まってるでしょ!」
「……はい?」
「風夏、その辺の男子が放っておけないくらいかわいさに磨きがかかってるから。
いろいろ警戒した方がいいよ。彼氏いますってもっと周りにアピールしないと」
「いやぁ、さすがに春臣くんファンの反感買うよ」
「遠慮しなくていいから、マジで」
半分冗談と思って秋華と顔を合わせたら目が本気。
つまり、ひょっとして……モテ期到来!?
私には無縁だと思ってたモテ期がここで来たの!?
モテること自体に興味はない。だけど頑張りが認められた気がして嬉しい。
春臣くんにふさわしい女になるにはまだまだかもしれない。
でも少しは変われた気がして嬉しかった。
「いますけどー?風夏には超イケメンの年上彼氏がいますけどー?」
いるよって言おうとしたら秋華が大きな声で割り込んできた。
どうしたの秋華!普段のクールさはどこ行ったの!?
秋華の剣幕に驚いて、クラスメイトは「ああ、そう……」と呟いて立ち上がってどこかに行った。
「なんで喧嘩腰だったの、秋華」
「はあ?風夏こそ大丈夫?あいつ絶対風夏のこと狙ってたじゃん」
その人がいなくなった後に秋華に問いかける。
すると、聞きなれない言葉に耳を疑った。
狙ってる?いったい何を?
「……え、私を狙うってこと?なんで?」
「かわいくなったからに決まってるでしょ!」
「……はい?」
「風夏、その辺の男子が放っておけないくらいかわいさに磨きがかかってるから。
いろいろ警戒した方がいいよ。彼氏いますってもっと周りにアピールしないと」
「いやぁ、さすがに春臣くんファンの反感買うよ」
「遠慮しなくていいから、マジで」
半分冗談と思って秋華と顔を合わせたら目が本気。
つまり、ひょっとして……モテ期到来!?
私には無縁だと思ってたモテ期がここで来たの!?
モテること自体に興味はない。だけど頑張りが認められた気がして嬉しい。
春臣くんにふさわしい女になるにはまだまだかもしれない。
でも少しは変われた気がして嬉しかった。