君がかわいいと言うから

うわ、メイド服だ。春臣くんベタなの好きだな。

……それにしても丈が短い。黒タイツ履いてきて正解だった。

生足でこれは恥ずかしい。



「春臣くん、着替えましたけど……」

「うん、見せて」



着替えて恐る恐るリビングを覗く。

春臣くんは私がリビングに入ると笑顔を輝かせた。

よかった、幻滅はされてないみたい。

でも胸がキツイ。胸元のボタン外したい。



「えっ、タイツ履いてきてたんだ」



そう思ってたら、春臣くんは一定の距離を保って私の脚を見る。

あ、生足派だった?



「あれ、嫌でした?脱いだ方がいいです?」

「いや、そのままで大丈夫……」



しかし口元を押さえてガン見している。

おっと、その反応はつまり?