❋
文化祭終了後、一旦帰宅した私は春臣くんに車で迎えに来てもらった。
クラスの打ち上げは明日だから、今日はご飯に行く約束をしていた。
「あれ、着替えたんだ」
「はい、春臣くんとデートだからと思って」
「疲れてるのにごめんね」
「1周回って元気なので大丈夫です!」
アドレナリンが出てるおかげか、そこまで疲れてない。
そう思ってたのに運転席の春臣くん真剣な顔で私を見つめる。
「俺のために無理するのはやめてね」
「じゃあ……コスプレの話は無しで」
「それはダメ」
「えー?」
それとこれは違うんだ。
春臣くんのためにコスプレするって、そっちの方が今日の業務よりプレッシャーなんだけど。
「だって風夏ちゃんのいつもと違う姿見てみたい」
「うっ……顔でゴリ押ししようとするのダメです!」
「あれ、バレた」
子犬みたいな顔で懇願されたけど騙されないぞ!
強気に言ったら春臣くんは目をぱちくり。
文化祭終了後、一旦帰宅した私は春臣くんに車で迎えに来てもらった。
クラスの打ち上げは明日だから、今日はご飯に行く約束をしていた。
「あれ、着替えたんだ」
「はい、春臣くんとデートだからと思って」
「疲れてるのにごめんね」
「1周回って元気なので大丈夫です!」
アドレナリンが出てるおかげか、そこまで疲れてない。
そう思ってたのに運転席の春臣くん真剣な顔で私を見つめる。
「俺のために無理するのはやめてね」
「じゃあ……コスプレの話は無しで」
「それはダメ」
「えー?」
それとこれは違うんだ。
春臣くんのためにコスプレするって、そっちの方が今日の業務よりプレッシャーなんだけど。
「だって風夏ちゃんのいつもと違う姿見てみたい」
「うっ……顔でゴリ押ししようとするのダメです!」
「あれ、バレた」
子犬みたいな顔で懇願されたけど騙されないぞ!
強気に言ったら春臣くんは目をぱちくり。



