「食べ物しか上げてませんけどね」

「うわ、うまそー。これどこの店?」

「投稿の詳細見てくださいよ」



ブツブツ言いながらいちごパフェを口に運ぶ。

んー、これこれ!いちごの爽やかな酸味と甘味。それに絡まるいちごソースと生クリームが絶妙で……。



「……風夏ちゃん」

「春臣くん!」



目をつぶってパフェを堪能してると、すぐ近くで春臣くんの声がした。

目を開けるとレジ袋を片手に持った春臣くんが。



「あ、おかえりなさい!パフェいただいてます」

「……楽しそうに何話してた?」



春臣くんはちょっと余裕が無い。

……あ、そっか。村田くんと関わって欲しくないって言ってたっけ。

でも、私から近づいたわけじゃないし。



「ハル、俺に妬いてんの?
珍しいな、元カノと話しても嫉妬しなかったのに」

「風夏ちゃんは別って言ったろ」

「大丈夫だって。俺こいつタイプじゃねえから」

「そっか、ならいい」



全くその気がないと分かると、春臣くんは買ってきた卵を陽太さんに渡して、村田さんと隣同士で座る。

うわ、イケメンが並ぶと絵面がすごい豪華。