君がかわいいと言うから

「……あれ」



しかし、笑顔でキッチンを見渡す陽太さんの表情が強ばる。

ん?何かあったのかな。



「しまった、卵切らしてた。
買いに行ってくるから店番お願いしていいかな」



エプロンを外してキッチンから出ようとする陽太さん。

すると、春臣くんが立ち上がった。



「俺、買ってきますよ」

「いいよ、お客さんなんだから」

「だったら注文いいですか?
彼女にいちごパフェお願いします。
俺はその間に買い出しに行ってくるので」



さすが春臣くん、気遣い上手だ。

なかなかサラッとそういうこと言えないよ。

そしていちごパフェは大好物だ。

何なの?春臣くん完璧すぎる。



「甥っ子がイケメンすぎる……」

「やだ、春臣くん惚れちゃう……」



2人して褒めたら、春臣くんは照れくさそうな顔をして出ていった。



「風夏ちゃん、春臣はいい男だから大事にしてあげて」

「私もそう思います、もちろんです……!」



パフェの準備をしながら陽太さんは真剣な表情。

私は大きく何度も頷いた。

するとその時、お店の扉が開いた。