「んんっ……」



またこの前みたいなキスだ。

やだ、ぞくぞくする。

それにこういう時、息ってどうしたらいいの?



「はぁ、はあ……」



分からないことだらけで混乱する頭。

やっと唇を離されたと思ったら、押し倒されてしまった。

ちょっと待って、この流れはまずい!



「続き、してもいい?」

「ダメです!私17歳だから犯罪ですよ!」

「じゃあ18になったらいい?」



必死に否定したら分かってくれた。

18歳になったらいいとかそういう問題じゃないけど。

とりあえず、春臣くんはそういう雰囲気に持っていくのが上手らしい。

しっかりしないと飲み込まれる。



「とりあえず、今はダメです」

「じゃあギュッてさせて」



春臣くんは私に覆い被さるように抱きついてきた。

……少し、分かった気がする。

どうして春臣くんが愛情に飢えてるのか。