美華が"消えて"という言葉がネックなのは知っているが……ここまでとは……



つまり、俺と海は美華の過去についてよく知らないのだ


「ハァッ …… ハァッ ……ハァッ」


過呼吸気味になっている

「美華ちゃんっ!!」

こういう時に、冷静な海が常備している紙袋を持って美華の元へと走っていった