最強な地味子ちゃん⋆。˚✩1





一瞬、何が起こったのかわからなかった。



この音は、如月が私を狙って銃で撃った音だった。


けど、一向に痛みは来ない。

思わず瞑ってしまっていた瞼を開けると……


『悠?!?!』


私を庇って撃たれたであろう悠が、痛みで相当辛いはずなのに、安心させるような笑みを浮かべている。