昼休み―――

美月「陽菜ー!今日の放課後暇?」

陽菜「暇だけど?なんかあった?」

美月「私達の記念日智也の誕生日に近いでしょ?だからなんかプレゼントを買って一緒に渡そうと思って…」

陽菜「あっ、もうそんなたったか!ってかプレゼントはどうするの?」

美月「私達まだ中学生でお金もないし、無難に手袋かサッカーの道具とかをあげようと思う。」

陽菜「あっ!いいね!ってことは今日の放課後選びに行くの?」

美月「それもあるけど…」

陽菜「けど?」

美月「あと智也の好きなチョコを作りたいんだけど、私料理ダメじゃん…陽菜めっちゃ上手いからアドバイスをと…」

陽菜「えっ、私毒味係?嫌だよー…
きぃのやつまじでゲテモノじゃん!」

美月「えっ、それは言い過ぎ!笑笑
でもそれを智也には上げたくないし…」

陽菜「確かにね…仕方ない…なら条件!」

美月「何?」

陽菜「私が作るのみてアドバイスをしてあげる!ただし!味見は全部光琉にしてもらって!」

美月「えっ、そんなに食べたくないの?」

陽菜「うん!笑笑
あっ、でも光琉にも内緒よー!言ったら絶対嫌って言うから!」

美月「分かったよぉ…」