光琉「なんか、久しぶりだな。」

智也「そうだな。」

それで終わる会話。

沈黙がずっと続く。

でも俺は光琉に言わないといけないことがある。

智也「……なぁ、光琉。」

光琉「うん?」

智也「ありがとな。俺をずっと庇い続けてくれて。」

そう、俺は光琉に本当に救われた。

光琉がいないときっとこのチームでもう一度サッカーは出来てなかったと思う。

光琉「別にいいよ。俺はもう繰り返したくなかっただけだよ。」

これは美月のことを言ってるんだろうな…

けど俺はあえて触れないことにした。

智也「それでも俺は本当に助かったから。だからありがとう。」

光琉「おう!


……美月から聞いたよ。」