首を傾げるキキに、ノエルは少しずつテオとした契約のことを話した。キキが悪魔の契約によって助けられたことに、真相を知ったキキはノエルを見つめた。その目は、涙で潤んでいる。
「……キキ、黙っててごめんね。私は許されないことをしてしまった。もう人の道へは戻れない。こんなことで罪が許されるわけじゃないけど、私はテオにこの魂を渡すわ」
ノエルは微笑み、キキを抱き締める。殺人という十字架と悪魔という姿ではこの世界では生きていけない。ノエルはテオに魂を捧げることに、何も抵抗はなかった。ただ、早く殺してほしかった。
「そうか、ならば一瞬でーーー」
テオが呪文を唱えようとした刹那、キキが「やめて!!」と叫んだ。
「お願いです!ノエルを連れて行かないで!!ノエルが悪魔にならなければならなくなったのは、私のせい!だから……だから……連れて行くなら私を……」
「キキ、ダメだよ!!私は人じゃなくなった。また人を殺してしまうかもしれない!」
「その時は私が止める!だから、行かないで!!」
「……キキ、黙っててごめんね。私は許されないことをしてしまった。もう人の道へは戻れない。こんなことで罪が許されるわけじゃないけど、私はテオにこの魂を渡すわ」
ノエルは微笑み、キキを抱き締める。殺人という十字架と悪魔という姿ではこの世界では生きていけない。ノエルはテオに魂を捧げることに、何も抵抗はなかった。ただ、早く殺してほしかった。
「そうか、ならば一瞬でーーー」
テオが呪文を唱えようとした刹那、キキが「やめて!!」と叫んだ。
「お願いです!ノエルを連れて行かないで!!ノエルが悪魔にならなければならなくなったのは、私のせい!だから……だから……連れて行くなら私を……」
「キキ、ダメだよ!!私は人じゃなくなった。また人を殺してしまうかもしれない!」
「その時は私が止める!だから、行かないで!!」


