「絶対に許さない！！」

ノエルは男性三人を睨み付ける。「と、とにかくやっちまえばいい！！」と銃やナイフを取り出す。ノエルは恐れることなく男性三人に飛びかかっていった。

バンッと銃声が響く。男性の一人が発砲したのだ。その銃弾をノエルは避け、男性の一人の首に鋭く尖った歯を突き立てる。そして、喉を噛みちぎった。

「あ……」

部屋に響いた悲鳴が誰のものなのかわからない。ノエルが噛み付いた男性はふらりと倒れ、首から大量の血が吹き出す。その血がノエルのワンピースに付着した。

「……次はあんたたち……」

ノエルは次々にあふれる殺意を隠しもせず、男性二人に近づく。そして、男性二人が命乞いをする間も与えず、二人を同時に殺した。

「ノエル……」

キキの泣き出しそうな声に、ノエルはようやく我に返る。足元にはすでに命のない三人の男性の遺体が転がっていて、床は血で染まっている。ノエルの体にも返り血が飛び散っていた。