あれから三年・・・


なんだろう・・・?


弟の意図は読めないから
素直に待つことにした



30分後


「思ったより混んでなかった」


ジーンズにサンダル履きのラフなスタイルでやって来た弟は


「二人目が出来る
それも・・・双子」


来て早々
とてつもない爆弾を落とした


「え、ぇぇぇぇええ!!」


二人目に驚いた上に双子!

昨日聞かされてたら頭痛も瞬時に吹き飛んでいたかもしれないのに

なんて悠長な話ではなく


「別に問題ないけど
とりあえず報告?」


麻人が煎れてくれたお茶を飲みながら
どこかゆるーい想の口調に


「なんで疑問系なのよっ」


少し腹が立ってきた

なんか・・・やっと社会人一年目で
これから基礎固めって時に
三人の子沢山?


「父さん達はなんて?」


「あ〜喜んでたよ」


「は?」


私だけが損した気分になるのは

なんでだろうか?


「ま、真面目ちゃんの姉貴にはさ
分かんねーだろうけど」


更に煽ってくる想に


「あ゛?私がなによっ」


ついつい喧嘩腰になってしまう


「あ、恋さんも想もちょっと」


間に立って収めようとオロオロする麻人


「無計画な脳みそなんとかなんないの!」


「は?姉貴が行き遅れてるのを
八つ当たりすんなよっ」


「なんですって???」


「まぁまぁ、二人とも!」


完全に私の前を塞いだ麻人に


「麻人さんも苦労するね〜」


そのままの口調で私を煽る