私は少し俯いて窓を開けて空を見上げる

空は奇麗な水色。

斉藤みたいに純粋な色をしていてまるで斎藤が空に浮かんでいるよう。

けど、二年以内にはもう斎藤はあの空の上。


っ、、なにこれ。

なんでこんな急に涙出てくるんだろう。

あーあ、ほんとに私って泣き虫だな。

昔から自分でも分かるくらい変わってない。


私が泣いてるのに気づいた斎藤。


「っ、、木下?」


私は泣いたまま振りかえると

斎藤は少し驚いた顔をしてから優しい顔に戻って私の方まで向かってくる。

けどなぜか瞳の奥には悲しそうなのが伝わってくる。

その瞬間嫌な予感が頭を過ぎる。