君からの手紙を、僕は読みたくなかった。

「きっと僕は、桜夜ちゃんが望む事をしてあげられないかも


しれない。ぶつかる事だってあると思うよ」


そっと、桜夜ちゃんに語りかける。


呼吸を落ち着かせた桜夜ちゃんが、さっきより明るい声でこ


たえる。


「親友だもの、ぶつかり合うのは当たり前」


「あ、親友に昇格したんだ」


突然のことに、場違いなことを言ってしまった。


「もっちろん!ほんとにありがと。心が軽くなった。ずっと


私は、誰かに話したかったんだね。重たい荷物が降りた気が


するっ」


うん。やっぱり桜夜ちゃんは元気な方が可愛い。


ん?可愛い?可愛いってなんだ?


面白い、だろ.....?


なんだコレ??