君からの手紙を、僕は読みたくなかった。

「何がだよ」思わず素で返してしまう。


「言葉使い変わってるんですけど」


「そっちもね。知りたくなかったでしょ」


僕は、教えたくなかった。


「ううん、嬉しいよ」


「何で」嫌われる事を、覚悟していた。


「宮くんが話やすい方がで話してくれればいいよ。その方が友達でしょ」


「桜夜ちゃんが人気な理由がわかったよ」


優しいんだ。びっくりするぐらい。 


「人気じゃないよ、全然。そんなことより、今から正式に友達だから。素のままでいいよー」


「...友達でもなんでもいいけど、素は見せねぇよ」


「もう....頑固だなぁ。はやく図書室行こ」


やれやれ、という風に前を歩いていく。


いつか、【あの事】を桜夜ちゃんに相談してみよう。