律は、小学生の頃、仲が良かった男子だ。


そして、結那が好きな人。



そして、





私が好きな人 。




小学生の頃からそうだった。


私はずっと。


結那が羨ましかった。


何もしない自分が恥ずかしかった。


私と律は仲が良かった。


いつもくだらないことで笑ったり怒ったりしていた。


いつからだろう。


律と友達以上の関係になりたいと思うようになったのは。


私は、あまり友達がいなかった。


そして、私は泣き虫だった。


私が泣いても、みんなは呆れたように私を見ていた。


だけど、律だけは違った。


泣いてる私を見る度に、私が泣き止むまで
そばにいてくれた。


そのときから私の中では、律に対して
友達以上の感情が生まれた。


そのときは、まだこの感情がなんなのか
は、分からなかった。