おとこ、おんな。


修学旅行最後の夜の思い出作りに夜はキャンプファイヤーが行われた。


キャンプファイヤーの一時間は自由なため、中三の恋愛盛りな女子たちは一斉に彼氏やすきな男子のところに飛んでゆく。



「穂花」


「ん?」



「西んとこ、行ってきなよ。」



そう言って私は西山(西)のところに行けと促した。


穂花は、「西山が好き!」なんて言わなかった。


穂花は私が恋愛が好きじゃないのを分かってくれたから。


でも穂花が西山のことを気にしているのは何となくわかった。


その時、相談に乗ってあげられない自分が腹立たしかった。



(こんな時くらい、)


「役に立たせてよ。」


「え?」


「いや、なんでもない。ほら早く行ってきなよ。私ここで火眺めてるから‪w」



穂花は少し考えると、「ありがと」と言って西の所へ行った。


哀愁にでも浸ろうとしていた時、


中野が声をかけてきた。



「永瀬」


「………なんだ、お前もぼっちか」


「うんそう、みんな呼ばれてさ、俺だけ取り残されて、っておい!‪wやめろ‪w悲しいだろ‪w」


「あははは‪w」



沢山喋って少し話題が尽きた頃、中野が



「戦争しよう」



と言い出した。



「懐かし。いよ。」


『せーんそー』



と言ったものの、中野がグーもチョキも出さない。



「どした


「好き……なんだけど。」


「は、


「永瀬が…」


「………」


「好きなんだけど。」



そう言われて、私の中で何かが込み上げてきた。



「ばっかじゃないの!!!」



私は中野の手を振り払って逃げ出した。