二週間後ー。


私はバスに乗っている。


これから二泊三日の修学旅行だ。


みんな胸を躍らせている。


私もすごく楽しみではある。


でも修学旅行と言えば、


恒例の恋バナ…だ。


それを考えると気がおも



「愛!」


「ん?」


「顔色悪いよ?だいじょぶ?」


「え、」



そう考えると気持ち悪いかも……


どんどん気分が悪くなっていく。



「愛、もうすぐパーキンエリア着くって、」



そう言って穂花は背中をさすってくれた。



『パーキングエリアに着きました。皆さんトイレなど済ませておいてください。次は京都まで止まりません。』


そのアナウンスを聞いて、みんな外に出始める。


少し隙間ができると、穂花はやや強引に私を外に出してくれた。