おとこ、おんな。



「永瀬が好きなんだけど。」


やってしまった。やってしまった。


あぁヤバい。嫌われた。


永瀬が女子の中でもあまり恋愛について話さないのは知っていた。


きっと恋愛は好きじゃないんだろうな、くらいには思っていたけど、



「…泣くほどだったのかぁー」



今更後悔しても遅い。なんてことは最初からわかっている。


いやでも別に!握手したまま告おうと思ってたとかじゃなくてただ!


ただ、気づいたら?いや、さすがに無理あるか、


まあそんなキザっぽくしたかった訳じゃなくて!


うん!あの時はほんとに戦争がしたかった!



「………謝っても遅いよな…」



いや、待てよ?


泣くって、泣くって、泣くほどって、それって、恋愛が嫌いどころか、



「俺のことがきらいなんじゃん…。」



保健の先生には、永瀬は体調不良と伝えた。


きっと俺はすごくバツの悪そうな顔をしてたから、保健の先生はわかっていたのかもしれない。


「…はぁ………」