★完結★消えた同級生【玩具の女・続編】

「麻薬?」

「そう…」

私は思わずタバコを手にとって火を付けた

「蒼湖の欲しいものは、蒼湖を苦しめるものだった。蒼湖は自分と戦って、そして結論を出した」

「結論?」

「俺を殺す世界からの解放」

「え?」

「蒼湖は俺を手に入れたくて、それには殺すしかないって思い込んだんだ。でも自分を殺す道を選んだ…俺のいない世界は何もないって、そう知ったんだって」

ブルーが…?


「残酷な付き合いだった…だから俺が大事にしてれば、そんな選択にはならなかったのに俺が追い詰めて殺したんだ…」

緋色…

氷がゆらゆら揺れる

「俺は蒼湖が俺から逃げたくて死んだんだってずっと思い込んでた。
蒼湖は一命は取り止めたけど、記憶喪失になっちゃって世の中から隠された…
当時その麻薬は国家機密だったから、蒼湖は死んだってことにされて…」


私は思わず口を押さえた

なんですって?

国家機密の麻薬?死んだことにされた?

でも生きていたんだ…記憶喪失になったけど…



「そして、犯人逮捕の為に警察の覆面捜査員としてやってきたのが、碧依だった…お互い、何も知らずに出会った」