「ただいま。」
あ、今日私以外出掛けてるんだ。うちの家は昔から出張など、旅行などが絶えない家族だった。2、3年前までは、寂しかったが今では一人の方が楽だと気付き旅行などにも行かなくなった。
部屋に行き制服をクローゼットにしまい、カバンからスマホを取り出す。
ネット恋愛か…。唯衣や、一花の話を聞いたら頭から離れなくなってしまったのである。
SNSのアカウントをもう1つ作って「彼氏募集」と、検索をしてみた。

す、凄い。こんなに募集してる人いるんだ。
思わず見入ってしまう。色んな人がいるんだ…。遠距離ダメな人や、ネットだけの恋愛とか、リアルでも付き合う人とか。
す、少しなら良いよね。そんな、気持ちがどこかから湧いてきた。
『彼氏募集』
恋愛経験ほとんど無いです。なので良かったら友達から始めてみたいです。
実際に会うとかは、まだ考えてないのですが、良ければ個別でやり取りしませんか?
年齢は、高校生辺りの方で

気付いたら投稿していた。こんなので、良いのかな…。

時計を見ると既に19時を回っていた。そろそろご飯を食べようと支度を始める。


この後にある出来事を私は、まだ知る由もなかった。