「またね、ゆっぴ部活頑張ってね!」
「ん、また明日〜!瑠莉!」
陸上部の唯衣は、部活へ行った。私は、帰宅部なのでそのまま帰るが今日は、職員室に寄らないといけないので職員室に向かう。
「ネット恋愛、か…」
独り言のように呟いてみた
「え、藍川さんも?」
後ろから誰かに声を掛けられた
「誰ですか?」後ろを振り返るとそこには和泉一花が居たのだった
「あ、初めましてですよね…、私1年C組の和泉一花です。B組の藍川さんだよね?」
「そ、そうですけど。」
「早速だけど良いかな?東乃ちゃんから聞いてると思うけど、私がネット恋愛から彼氏出来たって話知ってるよね?」まさか、本当だったんだ。でも、和泉さんが嘘をついてるようには、思えないし。
「唯衣からは、一応噂としては、聞いてますけど。本当なんですか…?」この際だから聞いてしまえ!
「ホントだよ〜、藍川さん、、瑠莉ちゃんって呼んでいいかな?」「い、良いよ!私も、一花ちゃんって呼んでも良いかな?」
なんだ、良い子じゃん。顔が良いから性格悪そうって思ってたけど。それに、ネット恋愛してるとかそんな話聞いたら失礼だけど良い子そうに思えなかったけど。友達の少ない私は、こうして和泉一花と友達になったのであった。
「それでねー、同じ趣味で、性格とかも良くて、何より年齢が近いの!そんなに住んでるところも遠くないし、まさに運命の人って感じ!」
「でもさ、ネット恋愛ってなんか本当に付き合ってるって感じしないよね…?」「まぁ、会わないと付き合ってるって感じしないけどね、でも明後日初めて会うんだ〜!」
へぇ、凄いな実際に会うなんて
「え、会う約束なんてしてるんだ!凄いね!」
キーンコーンカーンコーン…
どこからか、チャイムが鳴った。
「あ、!もうこんな時間!またね、瑠莉ちゃん!」「あ、うん!またね!」

そして、私は、すっかり暗くなった道を1人帰るのであった。