感覚的に、頭の中に“拒絶”の2文字が出てきた。
気付くと私は首を横に振っていた。
「また、そうやって俺を拒むの?」
嫌いなわけじゃないけど…ただ、ハルくんが好きだから、傷付きたくなくて拒絶してるんだ。
「俺、未雪のこと好きだから」
え…?今度こそ頭の中がこんがらがった。
誑かしてるんだ。これは、やんちゃなハルくんが、片想いしてる私の気持ちを翻弄させるために…。
好きなわけない…また私は首を横に振っていた。
「最初から、未雪のこと、好きだから」
何も言えずに首を横に振るしかできない。
「入学式の日、声かけただろ?あの時、一目惚れして…仲良くなりたいって思って…」
今度は強めに首を横に振った。
一目惚れしたのは私の方だし、ハルくんが一目惚れしたとすれば、それは未玖ちゃんだ。
「どうしたら信じてくれんの?俺が何言っても信じてくれないじゃん」
あの時ハッキリ言っていた。
私じゃない。2組の子だって。恐らく未玖ちゃんで…。
だけど、信じたい…私も好きだって、言える…。
分からない。私が分からない。



