「可愛いな。」
「私は恥ずかしいです。」
「昔も今もレティシアが1番可愛い。」
「…意地悪ですね。」
リタたちを眺めながら口角を上げるイオ様を横目に見る。
「レティシアが可愛いから。………レティシアの予知夢当たってたな。」
頭に浮かぶのは、女の子と男の子が私に向かってお母様という予知夢
目の前を楽しそうに動物たちとはしゃぐ私とイオ様の子どもたち
そっとイオ様が私の手を握った。
「レティシアに出会えて良かった。苦労もかけるが、俺の隣で笑っててくれ。」
「もちろんです。私の方こそイオ様に出会えて良かったです。イオ様がいなければ、私はこんな幸せになっていないです。」
繋がれていた手がそっと離れ、優しく抱きしめられる。
そして、どちらかともなく引かれ合い、賑やかな声が聞こえる中、唇を重ねた。


