陰の王子様





「お兄様だったクロード様は、遊び人で有名。長年子を作ろうとしなかった彼が、仕事を放って子作りに没頭していたて言うじゃない。」


「イオ様も激しいのよ…。」





恥ずかしそうに、でも嬉しそうにライラ様は笑って、お茶を飲む。


…イオ様、後宮に来てたんだ。
誰にもバレないようにこっそり来てたのかな。


コヴィー家にこっそり来てたみたいに。



でも、この後宮はイオ様のためのものだから、こっそりしなくていいんじゃ?




ズキンと痛む胸をお茶で流そうとした。