「え!?」
「ルシア様!褒美が大きすぎですわ!!」
理解しきれない私の向かい側でライラ様と公爵夫人が驚いているのが視界に入る。
「侍女1人助けたぐらいで後宮に入れるなんて!」
「えっ、えっ…、イオ様の…。」
「失礼ながら、今、そこまでする意味は。」
ジョセフさんの冷静な声が夫人とライラ様の声をとめる。
「知っての通り、我が息子や側室が犯した罪により、今王族に対する民衆の不信感が増している。それらをなくすべく今現在、ユヒやジョセフたちの力を借り、立て直している最中である。」
「だがな、1番良いのは優秀な王子に優秀な妃ができることだと。」
そう国王が言うと、キース公爵とジョセフさんが同意するように深く頷いた。
「だいぶ手荒だが、イオにも苦労かけたからな。親として手助けしてやりたいんだ。」
「その気持ちは私も分かりますが。」
ジョセフさんは困ったように私を見た。
「ああ、コヴィー御令嬢1人だけだと荷が重いだろうから、キース御令嬢もどうだい?」
「え!!」
「それならそうと早く言ってください。」


