陰の王子様






「お嬢様、…どういたしましょう?」




困ったよう手を顔に当てて悩む私と使用人さんたち




目の前には山のように積まれた箱が。

パーティーが終わって1週間
毎日のように手紙が届き、3通に1通は大きな箱も一緒に届く。


箱は開けてはいないが、花束は放っておく訳にはいかないので、屋敷中の花瓶を集めて色んなところに飾られている。




「あらあら、増える一方ね。」


アメリアさんが苦笑いを浮かべながら部屋にやって来た。




「奥様、旦那様にどうにかしてもらえませんかね…?」


「そうね。物は送らないように伝えてもらいましょうか。…それで、レティシアちゃん?良い方はいたの?」



「……あの、申し訳ないのですが、…今はまだ。」



本当申し訳ない。
手紙をくれた方と1人1人お会いするぐらいしないといけないと思うのだけど…。