陰の王子様




パーティー当日

次々とウィザリア城に国内の貴族の娘たちや各国の王女たちが煌びやかな馬車を引き連れてやってきた。



会場となる広間に入れば、一際煌びやかさが増す。

会場内の警備になったため、隅の方に立ち警戒する。




一方で…、


「きた。」




真っ赤なドレスを身にまとい、堂々と歩くその姿は自信に満ちている。


彼女、オレリア・ロベールは、パーティーで気に入った男がいれば、貴族であろうと、使用人であろうと必ず個室へ連れて行かれると言われている。


…その先は言うまでもないだろう。



大胆に胸元から背中まで曝け出してる彼女
おそらく今日も誰かを誘うだろう…。



しかし、招待客はほとんど女性
使用人たちを狙っている可能性は高いはずだ。




王子が出てきて、パーティーが始まってからも彼女と接触する機会を伺っていた。