「おーし、王都に行く者たちは出発するぞー。」 まだ辺りが明るくなりきっていない時間 今日の収穫が終わりを迎える頃、ジョセフさんの声が響いた。 王都へ向かう荷車にはたくさんの野菜が積まれ、他にも近隣の領地に少ないながらも売りに行っている。 ガラガラと音を立てながら私たちを乗せた小さな馬車と荷車はゆっくりと王都へ向かう。 「レティシア、仕事終わったら俺が王都を案内してやるよ。すげー楽しいぞ!」 「んー、遠慮しとくよ。」 「何でだよー!行こうぜ!」