マント越しに頭を撫でられ、何故か落ち着く。
次第に男たちの声は耳に入ってこなくなり、代わりに目の前の胸から心臓の音が響いている。
トクントクンと静かなその音に誘われるよう私は目を閉じていった。
「おや。誰かと思ったら君たちか。」
「ジョセフ様、朝早くから騒がしくてすみません。」
「いやいや、君たちは捕まえてくれたんだろう?お礼を言わないと。…彼はどこに?」
「ご無沙汰しております。ジョセフ殿」
「久しぶりだね。……もうそんな関係に?」
俺の腕の中で眠る娘を見てニヤッと笑うジョセフ殿
「…寝かせてもいいですか。」
「もちろんだ。」


