陰の王子様






自分を落ち着かせるような声色


2人とも笑っている。




「大丈夫よ。心配しないで?この国は悪いものの手に渡ったりしないわ。」



「信じてやってくれ。……あの男を。」








あの男…とは、誰の……。


それに、この2人王族か王城に知り合いでもいるのか?



ぐるぐると考えている自分に気づいた2人は、この話を止めようと言い、食事を手にしていた。




「私たち、あなたと仲良くなりたいの!だからたくさん食べて元気になって?」




自分では起き上がることのできない体を簡単に起こしてくれる。


そして、スープを口もとまですくって持ってきてくれる。




「…すみません。いただきます。」