全て避けきる自分にクロードが頭にきているのが見てとれる。 そして、クロードの顔から笑みが消えた。 「…僕を怒らせたらどうなるか。君なら良く知ってるはずだよ?」 「僕からのありがたい要求を、何度も何度も断って、里も家族も全て失った君なら。」 そう言って、スッと剣を掲げ、自分に向かって突き立てた。 「ぐっ!………っ」 痛みに耐えながら、脇腹に刺さる剣を右手で掴み、クロードを至近距離に捉える。 「……あなたは王にふさわしい人ではない。」