「私、泳げないの……昴くんがいてくれてよかった」
「そっか……星波ちゃんに見とれてたからすぐ助けに行けたよ」
「もう〜(笑)……コホッ、コホッ」
「何か飲む?買ってこようか?」
「ううん、側にいて、鼻が痛い」
「涼しい所に行った方がいいんじゃない?チケットもらったから家で休んだほうが……」
「中継終わったら昴くんとプールに浸かって遊びたかったの……」
「また、来ようよ」
「……うん、わかった」
2人は着替えて外に出た
「タクシー拾おうか?」
「昴くんは?」
「俺は家が近いからそのまま帰るよ」
「家、近いの?」
星波は首を傾げて聞いた
「うん、電車で2駅」
「昴くんち……行ってみたい……な?」
上目遣いでお願いされた
「えっと、妹がいるかも……」
「いてもいいんじゃないの?」
「あっ、そうだよね、勝手に2人きりの事を考えちゃった(笑)」
星波は昴と腕を組んだ
駅から10分ほど歩いて昴の家についた
「ここが昴くんちか……」
「うん、古いけどね」
祖父母の代からの家は古い和風の家で表札も祖父と父親の名前が掲げてあった
「ボロい家だけど……どうぞ」
「お邪魔します」



